地域の
しくみづくり事業

日常生活圏である小規模地域(小学校区単位)の内外で住民が参画し協働の機会を得ながら、既存の事業の統合や分野を横断するまちづくりを支えます。マネジメントチーム構築や調査を中心において、ニュータウンでの住民自治モデル構築に取り組んでいます。地域を支える伝統的な事業の再構築から新たな生活支援のしくみづくりまで、あらゆる地域組織のパイプ役を担います。

団地再生

まちびらきから50年を経過したニュータウンにおいて、まちの多様な主体(住民・地域団体・事業所など)と協力するソフト事業を通じて、新たなニュータウンの暮らしをつくりだし、ニュータウン再生を支えています。その中でも、大阪府住宅供給公社の団地再編プロジェクトモデル地区における、住み心地(暮らしやすさ)を高める団地再編のあり方を提案しています。

広域協働促進事業

地域課題の解決に取り組む全国各地の人・組織とネットワークを結び、それらの事務局を担いながら、多様な情報と資源を得て、南大阪地域の課題解決へと活かしています。 NPO向けに、ICTによる現場の環境整備や事業構造の変化を支える情報サイトの構築など、次に求められる取り組みへの挑戦を後押ししています。

大切にしている事業の進め方

住民自治の当事者へ寄り添い、「役割と稼ぎが巡りめぐる」をたいせつにした、コミュニティ再生のパイプ役(Re:Community Mediator)をめざしています。

私達が提供している価値は、①情報収集・調査支援、②人づくりを主軸としたマッチング、③拠点づくりの支援、④マルチすてくホルダーによる協働の機会創出、⑤資金仲介の機会提供です。

①情報収集、調査支援

ヒアリングやこれまでのつながりを活かした地域の声の見える化、統計データから地域特性を見える化し、さまざまな地域や多セクターでの事例調査などを通じて、政策提言も行っています。

②人づくりを主軸としたマッチング

組織や地域がコミュニティ再生に挑む際には、新たな担い手とつながるマッチング機会が不足していることが多いです。私達は、ただ発掘するだけでなく、担い手をコーディネーションしたり、人材育成、研修・講座の支援を行っています。

③拠点づくりの支援

コミュニティ再生において、人の動きが生まれたり、事業を生み出すにあたっても拠点は欠かせません。私たちは、地域や組織が変化する際の、事業や組織の棚卸しを通じて拠点の利活用をサポートしています。

④マルチステークホルダーによる協働の機会創出

一つの組織や地域が、地域・社会課題の解決を担うことには限界があります。長期的には、多様な主体の強みを一つにすり合わせ、解決する事業を一歩一歩積み重ねていくことがとても大切です。 そのために、私達は多様な主体をネットワークを築き、協働機会をマルチステークホルダープロセスで向き合っています。
※マルチステークホルダープロセスとは 3者以上のステークホルダーが、対等な立場で参加・議論できる会議を通し、単体もしくは2者間では解決の難しい課題解決のために、合意形成などの意思疎通を図るプロセスのことです。

⑤資金仲介の機会提供

社会や地域の課題解決を担う組織がぶつかる壁に、ヒト・モノ・カネがいつでもつきまといます。 必要な組織や地域に、必要な資金や物資をつなぐサポートを行っています。時に助成金申請をサポートしたり、時に運動として寄付集めを行います。